素敵な写真てなんだろう？

”かめぞうのさんぽ”もかれこれ9年ほど続いてきたわけですが、

ただ、ただ、写真をアップするだけの忘備録のフォトログでよく続いたなと

感心してしまいます。

写真については機材を次々に買い揃える貪欲さでここまで来たのですが、

今回は自分の殻を破るためにも、”良い写真とは何だろう”と考えてみました。

写真を撮ってから、見るまでのプロセスをシステム的にイラストのように考えて

みました。

１）被写体

撮影対象が魅力的か

２）環境

撮影している環境、天気などの条件がどうなっているか

３）カメラ

カメラ機材の性能、使いやすさ

４）レンズ

レンズの光学特性、フィルタなどの特徴

５）カメラマン

カメラマンの腕、バックグラウンド、どんな人か、何に関心を持っているか

６）現像・レタッチ

撮影データの調整

７）表示媒体

写真を表示する媒体の質、解像度、テクスチャなど

８）写真を見る人

見る人のバックグラウンド、何に関心を持っているか、その日の機嫌など

イラストをもとに、素敵な写真を構成する要素の特性要因図を描いてみました。

一人でブレインストーミングをやってみたのですが、これをやってみて、まだまだ

自分の視野が狭いなと、ただただ思ってしまいます。

これらの要因のバランスがとれているのが良いというよりも、むしろ

どれかの特性にフォーカスしてエッジが経っているのがいいのかなと

考えます。

古い考えを捨てる意味で、それぞれの要因についてとりとめもなく書いてみます。

おしまい

１）被写体

・被写体の形が美しかったり、滑稽だったり人の魅力を掻き立てる

・その物の決定的瞬間！

・色が美しく魅力的

・特徴的な色や模様、人の感情をinspireする

・かわいらしい、愛らしい

・かっこいい

・人がいて、ストーリーを想像させる、たくさん人がいて楽しそう

２）環境

・場所、その人のいつもの場所、旅行などでいつもでない場所

以外に、いつもの日常の光景が人にうけたり、思い切って旅行にでて

撮影してきたこれだと思った画がうけなかったりしますね。

・天気、晴天の気持ちよさ、曇りの日の光のやわらかさ

・雨上がりか、雨上がりは空気が澄んで気持ちいい

・空気がきれい、よどみ、これは海外で日本との違いを感じますね

・時間、夜、早朝、朝、昼、夕方で、違ってきますね

・人混みがある、なし。楽しい感じやさみしい感じ...。

・季節、春夏秋冬、1年で表情が変わりますね。

３）カメラ

・センサ特性：好感度、光学的特性...味が違いますね

・操作性、高速連写：決定的瞬間を逃さない、表現性を促進する

・ピクチャエフェクト：写真データの質感を変える

・ノイズ：S/N特性。きれいな画、逆に粗いノイズも味がある

４）レンズ

・フィルタ：光学特性を変える。クロスフィルタ、NDフィルタ、PLフィルタとか

いろいろありますね。

・F値：絞るとシャープになるけど絞りすぎると逆に回折でボケるんですね。

・焦点距離：広角、マクロ撮影や望遠撮影などなど

・レンズ特性：レンズの持っている色や質感もありますね。ツァイスなんか

独特の味がありますね。

・ボケ方：とろけるようなボケとか魅力的ですね。私的には１３５ZAのとろけるボケが

大好き。

・解像度：レンズの解像力。SONYのGMで初めてカメラのファインダを覗き込んだ時の

衝撃は忘れません。（^^）

・接写特性：マクロ撮影

５）カメラマン

・美的センス：その人の経験などから個性があらわれますね。博物館とか、他の方の写真を

見せていただくと、また違ったセンスが出てきますね。

・常識に捕らわれない：非凡である。予測を裏切る。見る人の想像力を掻き立てる。

・性格：血液型かな、星座占いかな（笑）その人の個性ですね。優等生なのか反骨的なのか。

・ユーモアセンス：見る人をにんまりさせる。常識に捕らわれないに似てますね

・撮影テクニック：いろんなテクニックありますね。

６）現像・レタッチ

・ソフトウェア：RAW現像ソフト、画像加工ソフト Light RoomとSilkyPixは質感が違いますね。

・HDRソフト：絵画的HDR画像は一般受けがいい。ただ、慣れると飽きますね。

・露出補正、再度、スポット補正、明瞭度、シャープネスなど：テクニックですね

７）表示媒体

・紙の質感：印刷するとき、紙によって違いが出ますね。私はピクトリコをよく使いますが

印刷が楽しいです。

・パソコンのディスプレイ：４K、光学特性などディスプレイのグレア、ノングレアの違い...

・額縁：写真を縁取る額縁によっても印象が変わりますね。

・組み写真：複数の写真を組みあわえると、ストーリーができたり、それぞれの印象が変わってきますね。

・ギャラリー：写真を見る場所、雰囲気、Onlineとかで違ってきますね。

８）写真を見る人

・見る人の知識・経験：人によって受け取り方は違いますね

・その日の機嫌：人生の一瞬、その日の状態により受け取り方も変わってきますね

・何で見るか：個展まで行ってみるか、Onlineで見るか、紙で渡されてみるか

・どこで見るか：私の場合は、電車の中の暇つぶしでαCafeをよく見ますね（笑）

・誰とみるか：写真によって受けた印象をそれぞれで意見交換...。